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捨てられた猫も エサやりを止められた猫も 生きてはいけません。「ノラ猫になれば生きられる」は違う。

JUGEMテーマ:動物愛護 JUGEMテーマ:にゃんこ

 

 

先日、保護された 三毛猫。

推定4〜5歳。

 

 

衰弱死 寸前。骨と皮だった。

感染症で 目も鼻もぐじゅぐじゅ。

呼吸もできていない。目も見えていない。

 

 

ふらふらで 歩いてた。

 

ボラさん、抱き上げるだけで 保護できたって。

逃げよう、抵抗しよう、

そんな体力は カケラも残っていなかった。

 

ボラさんに出会って救われた。

 

即病院、即入院。

 

写真は保護直後のもの

見るのがつらい写真なのは わかってる。

デモ、この子の味わった苦しみ、

ちゃんと見てやって欲しい。

 

💧

 

猫がこんな状態で ふらふら歩いている理由は 2つ。

 

1)捨てられた飼い猫。       

 

2)餌やりを 突然止められた外猫。

 

どれも人間の勝手な理由。

 

 

その場所を縄張りとしているノラ猫は、

例え具合が悪くなっても、こんな姿を晒して

ふらふら歩いたりはしない。

縄張りの よく知った安全な物陰に隠れて、

養生する。

 

この子は、この姿でふらふら歩いていた。

 

💧

 

「ノラ猫なら生きられる。ノラ猫になれば生きられる。」

 

そう言って、引越しで置いていかれる猫。

 

「近所の人に文句を言われた。もうエサはあげられない。

他の場所に行って。」

 

そう言って、突然エサ場を失う猫。

 

 

やる人は、それほど悪気はないんだろう。

でもそれが、

どれほど残酷なことか。

 

猫の習性を 知って欲しい。

 

 

ノラ猫はテリトリー(縄張り)を

守りながら生きてる。

新入り猫が現れると、縄張り猫は 必ず 追い払う。

縄張り猫も必死だ。

 

捨て猫は、テリトリーを全く持たない新入りと同じ。

縄張り猫に 追い回される。

喧嘩になる。

場所を知らないぶん劣勢だから 負傷する。

負った噛み傷から 感染症をもらう。

 

エサ場が 匂いでわかっても、

縄張り猫が怖くて近づけない。

 

時々ゴミ捨て場を荒らす。

今度は、人間に追い払われる。

 

十分に食べれない。

体力は どんどん弱る。

 

感染症に抵抗できない。症状が出てくる。

酷い鼻水、目やに、下痢。

脱水が進んでしまうかもしれない。

 

それでもなんとか隙を狙って、

残りご飯を食べようとする。

縄張り猫に見つかる。

追われる、逃げ惑う。

 

逃げているうちに 別のテリトリーに入ってしまう。

また違う 縄張り猫に追われる。

 

雨が降る。濡れそぼる。寒い。暑い。

安心して、眠る場所も見つからない。

 

感染症がもっと酷くなる。

目やにで目が塞がる。鼻水で鼻も塞がる。

息がつらい。

歩けるかな? 歩かなくちゃ。

ご飯、食べたい。

 

エサやりを 突然止められた猫も同じ。

 

新しいエサ場を求めて、

自分のテリトリーを出なくてはならない。

 

新しい場所では、縄張り猫がいる。

追われる。傷つく。

同じ末路になる。

 

💧

 

「ノラだから、ノラになれば、生きられる」

そんなこと 絶対にない。

 

 

それに、捨て猫は犯罪だ。

「動物愛護法 第44条」

愛護動物を遺棄した者は、百万円以下の罰金に処する。

 

 

そして、ノラ猫は「動物愛護法」で

「愛護動物」として「命あるもの」として守られてる。

ノラ猫へのエサやりは「動物愛護法」で罰せられない。

 

ただし、地域を汚すようなエサやり、

不妊去勢手術をせずに猫を増やすエサやりは、

地域との摩擦の原因になる。

 

猫たちは、

そこで生きていかなくちゃならない。

 

猫たちのために、

地域に配慮したエサやり、

不妊去勢手術の実施は 不可欠だ。

 

エサをあげる人には 責任がある。

どうか最期まで、その子を見てあげて欲しい。

一人でやり通せないと思ったら、

誰かと繋がって欲しい。

 

 

↑入院して1週間後の三毛ちゃん。

目が 少し開いた。

 

どうか 体力が回復しますように。

助けたボラさんの心が 通じますように。

 

神さま、三毛ちゃんに どうか力を。

 

 

長文に 最後までお付き合い下さり、

ありがとうございました🍀

 

 

20年9月 追記

 

三毛ちゃんのその後🌼

 

 

三毛ちゃん、病院を退院しました。

 

しばらくボラさんのお家で、

あたたかく やさしい時間を過ごしました。

 

人馴れしている子でした。

ボラさんの後をついて歩いていました。

 

捨てられた子なのかもしれません。

 

 

残念ながら、

2週間後、三毛ちゃんは旅立ちました。

 

願いは叶いませんでしたが、

三毛ちゃんの最期が、

あたたかな場所であったことが救いです。

 

 

保護したボラさん、最期を看取ったボラさん、

手を尽くしてくださった病院に感謝です。

 

🌼

 

このページは、

長く 沢山の方に 見て頂いています。

 

拡散も たくさんして頂きました。

 

本当に ありがとうございます。

 

 

「ノラ猫になれば 生きられる」は違う!

 

 

三毛ちゃんの味わった苦しみが、

どうか 他の猫たちの命に

 繋がりますように🍀

 

強く願って止みません。

 

 

 

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